この記事では、「タスクスケジューラ」を用いて指定時間に自動で曲や動画を再生するようにし、目覚まし代わりにする方法をご紹介します。
パソコンを指定時間に自動でスリープにする方法については以前ご紹介しました。
「タスクスケジューラ」に毎日24時に自動でスリープになるというタスクを作成しました。
今回は、スリープを自動で解除して、さらに曲や動画を再生するというタスクを作成します。
それでは早速見ていきましょう。
パソコンを目覚ましとして使う方法
タスクスケジューラを起動
まずは、タスクスケジューラを起動します。
起動方法についてわからない方は、以前の記事【パソコン】指定時間で自動スリープに設定する方法|夜更かし防止を御覧ください。
起動すると以下の画面になります。

基本タスクの作成
次に、基本タスクを作成します。
タスクの名前を「目覚まし」などとします。

タスクを実行させたい時間と間隔を指定します。
ここでは、毎日6:30に実行させるようにしています。

動画を再生する場合
youtubeの動画を再生する場合、操作するプログラムのとことにブラウザアプリケーションのフルパスを指定します。
ここでは、「Google Chrome」というブラウザを指定します。
「プログラム/スクリプト」に
と入力するか、「参照」ボタンからchrome.exeを探して選択します。
「引数の追加」にyoutubeのURLを入力します。
●●●●●●●のところは動画によって異なります。

曲を再生する場合
曲を再生する場合は、「プログラム/スクリプト」のところで「参照」から保存しているmp3ファイルを選択するだけでOKです。
などと入力しても大丈夫です。
実行すると「Windows Media Player」で再生されます。
スリープを解除できるように設定
これで基本タスクは完成なのですが、目覚ましとして使うためにはスリープ状態から解除できるように設定する必要があります。
- タスクスケジューラでの設定
- コントロールパネルでの設定
の2つをやります。
タスクスケジューラでの設定
基本タスクの「完了」を押す前に、「プロパティ」ダイアログを開くにチェックを入れておくと便利です。(入れていなくてもタスクスケジューラライブラリから開けます)

チェックしてから「完了」を押すと、「目覚ましのプロパティ」ダイアログが開きます。
「全般」タブの下の方にある「最上位の特権で実行する」に念の為チェックを入れておきます。

「条件」タブで「タスクを実行するためにスリープを解除する」にチェックを入れます。

これでタスクスケジューラの設定は完了です。
コントロールパネルでの設定
次に、 「コントロールパネル」での設定をします。
スタート画面で「コントロールパネル」と検索して、起動します。
「ハードウェアとサウンド」 →「電源オプション」→「プラン設定の変更」 > 「詳細な電源設定の変更 」とクリックしていきます。

「電源オプション」ダイアログが開くので、「スリープ」→「スリープ解除タイマーの許可」の+をクリックしていきます。
バッテリ駆動、電源に接続のところを「有効」にします。

これでコントロールパネルでの設定は完了です。
動作の確認
動作の確認方法は、
- タスクスケジューラライブラリから「目覚まし」のタスクを探してダブルクリック
- トリガーの時間を数分後に設定
- パソコンをスリープにする
を行い、時間になったらスリープが解除され、動画または曲が再生されればOKです。
パソコンをアラームとして使用してみよう!
今回は、タスクスケジューラを用いることで指定時間にパソコンで動画や曲を再生する方法をご紹介しました。
ずっと同じアラーム音だとだんだん慣れてしまって起きれないという方でも、曲や動画を変えながらアラームとして使えば慣れることもなく起きられると思います。
参考になれば嬉しいです。
- 快適に目覚め、規則正しい生活リズムになる
- インテリアとしても使える
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