初めてのTOEICで800点を超える勉強法をお話します。
TOEICの受験料って5,000円以上するので、できれば少ない回数で高得点を取りたいですよね。
私は1ヶ月間の勉強をして、初めてのTOEICで860点を獲得しました。
海外経験がなくても大丈夫です。
この記事では私が800点を超えるために実際に行ったことをまとめています。
- TOEICを初めて受ける人
- 800点を超えたい人
の参考になればと思います。
TOEICを知る
TOEICについて何も知らない状態で受けても高得点を取ることは難しいです。
無防備で戦場に行くようなものです。
まずは、TOEICについて簡単に知っておきましょう。
TOEICとは
TOEICとは、Test of English for International Communicationの略で、国際コミュニケーション英語能力テストという意味です。
簡単に言うと、母国語が英語でない人の英語コミュニケーション能力を測るためのテストになります。
就活や昇給などの目安として使われていることが多いです。
TOEICにもいろいろ種類があるのですが、一般的にTOEIC Listening & Readingと呼ばれるものを指します(TOEIC L & Rと略します)。
以下に試験の特徴をまとめてみました。
- 試験時間:2時間(リスニング45分、リーディング75分)
- 問題数:200問(リスニング100問、リーディング100問)
- 満点:990点(リスニング495点、リーディング495点)
- 方式:マークシート
- 受験料:5725円
受験者の英語能力が変わらなければいつ受けてもスコアは一定になります。
リスニング
リスニングセクションは試験時間45分で問題数100問です。
4つの部分に分かれています。
4択で6問です。写真を見ながら説明を聞き、その写真を最もよく説明している文を選びます。
3択で25問です。質問文の後に3つの応答分が放送されるので、質問に最も適した応答を選びます。
4択で39問です。2人の会話を聞き、その後の3つの質問に最も適した文をそれぞれ選択します。質問と選択肢は問題用紙に書かれています。
4択で30問です。ナレーションを聞いて、それに関する3つの質問に最も適した文をそれぞれ選択します。質問と選択肢は問題用紙に書かれています。
リーディング
リーディングセクションは、試験時間75分で問題数100問です。
リスニングの放送が終了したら、リーディングの問題を解き始めます。
3つの部分に分かれています。
4択で30問です。短文の空欄に最も適した語句を選択します。
4択で16問です。長文の複数の空欄に最も適した語句をそれぞれ選択します。
4択で54問です。長文を読み、それに関する複数の質問にそれぞれ答えます。文書が1つのもの(29問)と、2つまたは3つのもの(25問)があります。
問題集を解く
TOEICについてわかったところで、次にすることは問題集を解くことです。
Partごとの解法を知る
私は、いきなり全部通しての試験はやらず、まずPartごとの解法を学ぶことにしました。
なぜかというと、独自の方法で解いて2時間費やすよりも、まずは解法を身につけてからの方が効率が良いと思ったからです。
実際に問題を解きながら解法についてしっかり説明している以下の本を使いました。
この1冊でTOEIC600点は取れるようになります。
特徴は、以下の3点です。
- TOEICの全体像がわかる
- パート別の解法を実践的に身につけられる
- 最後に模擬テストに挑戦できる
始めにこの本を1周してTOEICの基本的な知識や解法を学び、後で何度か復習すると良いと思います。
公式問題集を解く
Partごとの解法についてある程度わかったところで、公式問題集を解きます。
新形式の問題に対応した以下の公式問題集を使いました。
現在、4まで出版されているようですので、お好みでお選びください。
本番を想定して、2時間しっかり測ってやるのがベストです。
時間がない方は、リスニング(45分)とリーディング(75分)に分けてやってみてください。
解き終わったら、採点をしてスコアを出しましょう。
解説を熟読して徹底的に復習しましょう。
解くのも大事ですが、解説を復習することのほうが大事です。
解説を見て、知らない単語を覚えたり、音読したり、音声を何度も聞いたりしてください。
苦手分野の対策・おすすめの勉強法
公式問題集を解いた結果、自分の苦手なPartがわかってくると思います。
まずは、そのPartの解法を「はじめて受けるTOEIC(R)テスト総合スピードマスター」で復習してみましょう。
問題を解くときに意識していなかったことがあれば、次からそれを意識すれば良いのです。
その他、おすすめの勉強法をまとめてみました。
リスニング
毎日英語に触れる機会を作ることが大事だと思います。
また、聞くだけではなく、音読をすることも大事です。
例えば私は、
- 公式問題集を繰り返し聞く
- オンライン英会話をする
- 英語アプリを用いる
- 発音のコツを学ぶ
などを行いました。
オンライン英会話は、短期的に英語力をアップできる「ネイティブキャンプ」がおすすめです。
英語アプリは、無料で高クォリティの英語を聴ける「BBC Learning English」がおすすめです。
発音のコツを学ぶには「英語耳」という本がおすすめです。
発音できない音は聞き取れないので、発音を学ぶことで、リスニング力がアップします。
リーディング
リーディングについては、知ってる表現を増やすことを目指しました。
- 公式問題集を読むだけでなく、音読する
- TOEIC用の単語帳を使う
などを行いました。
単語帳は「TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ」がおすすめです。
主な特徴は、以下の6点です。
- 100%出る単語
- フレーズで効率的に記憶
- 目標スコアごとにレベル分け
- 解説が充実していて飽きない
- 発音記号が書いてある
- 無料で音声をダウンロードできる
詳しくは以下の記事を御覧ください。
私は、この単語帳の音声も積極的に活用して、同時にリスニング力アップを図りました。
また、上で紹介した「英語耳」で発音を勉強した方には便利な発音記号がしっかり書いてあるので、正しい発音がわかります。
解説もTOEICに特化した説明が細かく書いてあり、得点力アップに繋がります。
少しでも高得点を取るコツ
最後に、少しでも高得点を取る方法を3つご紹介します。
リスニングの各PartのDirectionsは毎回同じですので、聞く必要はありません。
設問を読んでいる状態と呼んでいない状態では、かなり差が出ます。
なので、試験が始まったらまずPart1のDirectionsが流れている間にPart3の先読みを始めます。
Part1が始まりそうになったら、1枚目の写真を見ながら聞きます。
先読みの貯金を作っておいて、Part3の放送の直前には軽く見れば良い状態にしておきます。
だんだん放送に追いつかれてきますが、設問だけでも目を通せると良いと思います。
時間が足りなくなってしまいますので、迷ったらとりあえずそれっぽいものをマークして次の問題へ進みましょう。
後で戻って来て考えるにしても、マークしておかないとマークがずれてしまう可能性があります。
初めてのTOEICで800点を超えよう
TOEICについての簡単な説明と、800点を取るコツをお話しました。
TOEICの問題とその解法を知り、繰り返し復習したり、英語に触れる機会を増やすことが大切になります。
初めてのTOEICで高得点を取って、受験費を節約しましょう。
皆さんの就活や昇給などに必要なスコアを取るのに少しでも役立ってくれれば嬉しいです。